あっちゃ
意味
あっち。あっちに。あちらに。向こうに。
解説
『こそあど言葉、あっち』が訛ったもの。
用例
あっちゃいげ。((私から離れて)向こうに行って。)
区分
言い回し、ことわざ
地域
八幡
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あっちゃ
あっち。あっちに。あちらに。向こうに。
『こそあど言葉、あっち』が訛ったもの。
あっちゃいげ。((私から離れて)向こうに行って。)
言い回し、ことわざ
八幡
あっちゃこちゃ
あちらこちら。あっちこっち。
あまり褒めるような言葉ではない。
荷物ならば、あっちに置いたりこっちに置いたり、置き場所が定まらないことを言う。
人ならば、フラフラしたりこま鼠みたいに駆け回っていることを言う。
アッチャコチャえてわがらね⇒あっちこっちに行って(行方が)わからない。
言い回し、ことわざ
八幡
あねちゃ
お姉さん。若妻。大人の女性。おかみさん。
あっこのあねちゃどっからきたんけ。(あそこの若妻さんのご出身はどちでしょうか。)
物の名前、呼び方
八幡
あば
行商のおばさんのこと。
昭和20年~35年?頃まで、魚を売りに来たおばさんを”あば”と呼んでいた。
30年代は、米1合が100円、1升が千円でお代としていたようだ。
魚のションビギ(塩鮭)が1匹300円位と記憶している。米3合と
ションビギと交換。
行商のおじさんは何と言うかわかりません。
ばばちゃ、”あば”来たはげ何が買うが⇒おばあさん、行商のおばさんが来たから何か買う?
物の名前、呼び方
八幡
あらげる
あわく
泡を食う。慌てる。自分を見失う。動転する。
何かをしたときに思いもよらない方向にいったとき(成ったとき)。
”あわく”どご だげ⇒慌てるところだった。
”あわくて”しまた⇒泡を食ってしまった。慌ててしまった。
「あわく」は現在形、「あわくてる」は現在進行形、
「あわくた」は過去形。
気持ちや動き
八幡
あわけね
簡単。
あっけない。
・赤子の手をひねるといったような簡単さを言う。
・食べ物のことを言うときは「すぐ食べ終わる」、「すぐなくなる」という意味。
・あんだの”あわけね”おんだ⇒あんなのは簡単だよ。
・おがし出したば”あわけね”おんだけ⇒お菓子を出したらすぐなくなってあっけなかった。
言い回し、ことわざ
八幡
あんちゃ
お兄さん。青年。成年。
(立派な)大人になった男の人。
いいあんちゃなたの。(立派な青年になったね。)
物の名前、呼び方
八幡
あんちゃ
あんなあが
有るのか?
問いかけ言葉。
有ると言うときは「あんなだ」と言う。
・まんじょ ”あんなあが”⇒饅頭は有るのか?
・じぇの ”あんなあが”⇒お金(ぜに)は有るのか?
無いときは「ねー」と応える...その返事は「んだが」と言う。
もしぇおんだの。
言い回し、ことわざ
八幡